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「もう限界…」手取り20万の激務に潰される看護師の叫び:本当に“割に合わない”のは給料だけじゃない

夜勤明けの体は鉛のように重く、アラームが鳴るたびに心臓が締め付けられる。学生時代、人の役に立ちたいと胸を膨らませて選んだ看護の道。あの頃の輝きは、日々の激務と冷たい現実の中で、すっかり色褪せてしまった。手取り20万そこそこ。命を預かる重責、患者さんの笑顔に救われる瞬間も確かにある。けれど、積み重なる残業、休みの日まで拘束される研修や勉強会…。「これって、本当に割に合っているのだろうか?」そんな疑問が、心の奥底で渦巻いている。

友人たちのSNSには、週末の旅行や趣味を満喫する姿が眩しい。一般企業で働く彼らは、定時で帰り、有給を自由に取得し、何より「ゆったりとした雰囲気」の中で仕事をしているように見える。「なぜ私だけが、こんなに追い詰められているのだろう?」「私の選択は、間違いだったのか?」自問自答を繰り返すたび、胸の奥がチクリと痛む。疲労困憊で家に帰っても、何もする気になれない。ただ、虚しく時間が過ぎていくだけだ。

「もっと頑張らなくちゃ」「弱音を吐いてはいけない」。そう自分に言い聞かせ、必死で笑顔を作ってきた。しかし、ふとした瞬間に訪れる「もうダメかもしれない」という絶望感は、日に日に強くなるばかりだ。このままでは、本当に心が壊れてしまう。誰かに相談したい、助けを求めたい。でも、「看護師として失格なのでは」という罪悪感が、口を閉ざさせる。命を救うはずのこの手で、自分の心まで蝕んでいるような気がしてならない。この感情の渦から、どうすれば抜け出せるのだろうか。本当に”割に合わない”のは、給料だけじゃない。私の”心”そのものだったのだと、今、痛感している。

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